アスペルガーの夫との因縁を知りたくて、退行催眠(ヒプノセラピー)を受けてみた

こんなに夫の行動や暴言に傷ついて、それでも結婚したり離婚しないでいる今って、一体なんなんだろう?

そう思った私はちょうどその頃友達が受けた退行催眠(ヒプノセラピー)に惹かれ、本を読み、Youtubeを見まくり、そしてついに自分でも実際に夫との縁を思い出してみたいと思うようになりました。

 

そもそも、ヒプノセラピーって何?

意外と知られていないヒプノセラピー。

元々はアメリカの精神科医であるブライアン•ワイス博士が、ある女性の恐怖症・パニック障害を治療しようと一般的な治療法で1年試したけど改善の効果が見られず、退行催眠を試してみることにしたそうです。彼女を自身の幼少期に戻し、そこでのトラウマを思い出したら今の彼女に説明がつくと思って治療してみたけど治らず、ワイス博士が『あなたの恐怖症の原因となった出来事が起こった時へと戻りなさい』と指示をしたところ、彼女は幼少期ではなく4千年前の過去世に戻ってしまったことから始まりました。

彼女は過去世をたくさん思い出してあらゆる症状が回復し、解消してしまって元気になったそうです。

彼はそもそもスピリチュアルなものや生まれ変わりを全く信じていないどころか関心すらなかった人でした。でもそれを否定できないほど多くの人々が過去世を実際に思い出し、今の悩みを解消して元気になっていく姿をみてこの療法の正しさを確信します。

しかし彼が5年も発表せずに悩んでいたのは、”自身の長年の研究と医師としての仕事を通じて注意深く築き上げてきた評価が傷つくのではないかと、とても怖かったのです”…と、彼は語っています。

 

これまで、霊能者や占い師に「あなたの前世は〇〇です!」と言われて一喜一憂している人の話を聞いても一ミリも惹かれることはありませんでした。

それって、信じる・信じないの問題だからと思っていました。

でも、ヒプノに惹かれたのは、これらすべてを自分自身で思い出す所です。

誰かに言われても全く信じるつもりは今後も多分ないけど、自分で思い出すならやってみたい!と思ったのがはじまりでした。

 

ヒプノセラピーを受ける

前日、とても緊張してドキドキして眠れず、当日もガチガチでした。(笑)

でも、偶然友達から紹介してもらったそのセラピストの先生が、アスペルガーに対してとても理解のある・知識のある方で、誠実さを感じ、話していて本当に安心しました。

私が行った先生はラポールの脇坂先生です。

 

和やかにカウンセリングしてもらって、ヒプノセラピーを受けさせてもらえました

視覚的に見えるタイプじゃなかった私を、どんどん誘導して過去世の世界に導いてくれました。

今、「実家の家の間取りを思い出して!」と言われればと簡単に思い出せますよね?そんな感じでありありと見えるわけではなくても感覚で思い出していくのです。

これにはタイプがあるらしく、中には文字や数字が見えて思い出す人・嗅覚に優れていて実際に匂いがしてきて思い出す人・ビジョンとして映画を見ているように思い出す人・写真がパラパラとめくられるように思い出す人といろいろいるそうです。

 

私はヨーロッパの20歳位の女性・栗色のウェーブがかかった長い髪の女性である感覚から始まり、5~6歳の子供に戻って実家に行ってみたり結婚した時のこと、老後、死ぬ時など、いろいろな要所要所の場面を思い出しました。

 

その生で、幼いころから死ぬまでずっと、父に対してある思いがあるのです。

『好きではない。嫌いでもない。怖いわけでもない。

ねぇ、どうしてそんなに笑ってくれないの?私はお父さんにもっと甘えたいしおしゃべりしたいのに。愛してもらいたい。でも愛してもらえない。お母さんも可哀想!』

と。父はいつも無口で無表情。私はいつも顔色をうかがっています。彼は本当に全然笑わないんです。怒ってるみたいに見えるけど、実際は怒ってない。何を考えているのかよくわからない。ガタイが大きくて背が高い…お父さんのことを思い出すだけで苦しくなる。

そう、その人こそ今生の私の夫でした

あの頃の夫(父)は、今の彼に比べるともっともっとアスペルガー度合いが酷かったように思います。

 

セラピストの先生が、私に「なんでも好きなことをしていいよ」というので、子供の私は迷うことなく”父に肩車をしてほしい”と思いました。この時、涙が滝のように流れていました。

先生は「じゃあ、お父さんに肩車してもらってください」というけど、父は絶対してくれないと思うし、嫌な顔をされるのが怖くて何度もためらいました。

それでも先生は大丈夫だからと背中を押してくれて、肩車をしてもらいました。

彼女が「ちょっとお父さんにいたずらをしてみましょう!鼻をつまんだり、耳を引っ張ったりしてみてください」というのでそれは無理と拒否しましたが「大丈夫だから」と何度も言われ、恐る恐るしてみましたがやはり無反応・無表情でした。

やっぱりそうだよな・・・とガッカリしました。

父は終始能面のような顔をしていて、私は悲しくなりました。

 

それから、当時の母の私へのとても大きな愛情を思い出したり、その生での夫(現世での元カレ)に心底愛された事や、夫に先立たれた私を最後まで看取ってくれた親友(今も親友)やお手伝いさんのことを思い出しました。

でも、最後まで私が求めたのは、父の愛でした。

 

最後に、たった今死んだばかりの過去世の私から、今の私へアドバイスをもらいました。

「変わらないわよ」

それが彼女(過去世の私)からのファーストメッセージで、ふっと笑ってしまった。

「お父さんは変わらない。好きなことでも見つけて楽しんだらいい。なんでも思った通りにしなさい。」

とメッセージをくれました。

 

そしてその後、守護神?…羽の生えたヒゲもない若い美しい男性。天と雲をぶち抜いて会いに来てくれました。

その方になんでも聞いてくださいと言われたので

「夫と別れたほうがいいですか?」

ときいたんだけど、

「別れなくていい」

と即答で返ってくる。

いやいやいや、別れていいよと言われたかった私は(笑)、いろいろ理由をつけて食い下がる。

でもその方は

「諦めなさい。何でもやってみなさい。彼との事は今生の試練だから受け入れなさい。別れることは問題を先延ばしにするだけだ。」

と、厳しくをもってご指導くださり、またビューンと帰って行かれた。

 

ガーン…(笑)

 

心境の変化

ヒプノセラピーを受けて過去世を自分で思い出してみて、考え方が変わりだいぶ楽になりました。

夫のことだけではなく、現在の母とのことや元カレへの感情も全て納得できてすっきりしたのです。

夫は超堅物・全然理解できなかった父だった。

そして私は彼に愛されたかった

そりゃー、出会ってすぐにロックオンされて大好き大好きと執着されて、私の深い意識は喜んだはずです。嫌だ嫌だと思いながらも、離れられなかったのは、私自身が彼の愛を求めていたからなんだと納得ができました。

 

これ、誰かに言われたのとまた違って、催眠術で深い意識に入って自分自身でその時の状況や感情を思い出すので納得度が凄いというか、なんかここで文字では表しきれないものがあるんですよね。

 

同時に、もう求めるのはやめようとも思いました。

こうやってまた欲しくても得られない悲しみを引きずったまま生まれ変わっちゃったら、来世も同じように夫に何かしらの形で出会い、惹かれ、同じ道を歩んでしまうかもな…と。

いつか機会があったらもう一度受けて、今度はこの縁の始まりを思い出してみたいなーと思っています。

 

まとめ

ちょっとブログの趣旨とはずれているかもしれないけど、私の中では大きな転機になったヒプノセラピー。カサンドラを脱却するのに必要なプロセスでした。

ちょっと視点を変えてみて、自分の心の奥を覗いてみたり、縁を知ることもおすすめです。

今の苦しみの原因を知れたら、楽になるんじゃないかなと思います。

 

この本は実際に私が読んだ書籍ですが、中にCDが入っていて自分でもできるようになっています。

 

私の友達はこのCDだけでもビジョンが見えて思い出していました。いいな~。私はいつも寝てしまいます。(笑)

個人的にはとてもおすすめです。面白いからみんなやってみたらいいのに!と思います。痛いものではないし。やってみて信じられないならそれでもいいし!

もし何か思い出したら是非教えてください♪

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