アスペルガーの被害妄想は天下一品~言いたい事がねじ曲がって受け取られる

夫がアスペルガーだという事を知る前は、その被害妄想たるや本当にヤバかったんです。

その時の具体的な記憶は海馬倉庫から遠の昔に抹消されちゃってるので全然エピソードとしては思い出せないんですがww(夫の記憶だけが無くなるようになってしまったいきさつはこちら

 

当時はもう、私が何を言っても夫は歪んで捉え、勝手に一人でブチ切れていた・・・という日常の場面イメージだけは今も脳に色濃く焼き付いて残っています。

「いやいや、そういう事が言いたいんじゃないんだよ。」

って別の角度から説明してみるも、それすらまた違う風にとらえられ、

じゃあわからないならもう少しわかりやすくと思って比喩なんて用いようもんなら更にこんがらがってわけわからん状態になるし(笑)

挙句の果てに、「俺は間違ってない!なんでそんなに俺を責めるんだ!死ねって言うのかー!」みたいな感じで一人で意味不明な場所まで突っ走って行ってしまうのです。

 

当時はひかりちゃんがおかしいって言われまくっていましたが、夫がアスペルガーだと診断されてからは「俺はアスペルガーなんだから仕方ないだろ!」という開き直りに変わりました。

 

そして今、彼は離婚を切り出されて焦って必死に頑張っている所なのですが、「言いたいことが伝わらない」ってのは今も昔も変わらない私の困りごとの一つです。

もちろん、あの頃よりはだいぶマシになりましたよ!!

本人がアスペルガーの勉強を必死にした効果はちゃんと出てると思っています。

 

でも!!

どんなに夫が努力して頑張ってくれたとしても、ねじ曲がって捉えちゃう、会話が噛み合わない、言いたいことが伝わらないっていうもどかしさは無くなるものではないんですよね・・・;;

 

背景ではなく、その言葉(結果)のみを見てしまう

「なぜ」までは聞こえない

これね、アスペルガー夫が被害妄想を膨らませて勝手に怒る全ての原因はここにあると言っても過言ではないんじゃないか?と思ってしまう要素です。

私たちは、結果を見た時に「なぜそうしたんだろう?(なぜそう言ったんだろう?)」相手の言動の理由を考えますよね?

そして、〇〇だったら仕方ないね。とか、〇〇だったから納得だな。とか、〇〇っていう意味かー!とか、その言葉や行動の背景にある気持ちを知りたくて耳を傾け、受け止め、理解するじゃないですか。

 

でもアスペルガー夫に何かを言った時、その背景にある理由を説明しても聞いてない。

何度説明しても、「なぜ」のその部分だけ耳に入らない。

相手の気持ちには徹底的にフォーカス出来ない・したくない印象なんですよね。。

そして、

言った(訴えた事実)内容だけを自分なりに勝手に解釈し、

ねじ曲げて捉え、

被害妄想に没入し、

一人で怒り出すのです><

 

先日あった、アスペルガー夫のねじ曲がり解釈の例

【前提話】夫の病気と私の考えについて

うちの夫は皮膚の難病「乾癬(かんせん)」を抱えています。

これはアトピーの酷いやつみたいな感じで、歩くだけで皮膚がボロボロ落ちるし、全身の皮膚が異常増殖してしまうらしく、とんでもない痒みで耐えられない程なんだそう。

それをかくと今度は血が噴き出します。

見ていて、本当に可哀想になります。

あんなに心を通じ合えなかった時期でも、この病気に関してはずっと治ったらいいなと思っていました。

 

まず前提として言いたいのは、私はこの皮膚の病気に対して「気持ち悪い」とか「移りたくない」とかいう気持ちが一切ありません。

この感覚は自分でも不思議なのですが、私がもらって夫の苦しみを半分こしてあげられるなら、是非してあげたいと思える程なのです。

 

実際、夫はこの病気の病名を知る前、とある病院で誤診されたことがありました。

「疥癬(かいせん)」といって、ダニが皮膚の下に巣を作り、住み着いてしまうという病気だと言われたのです。。

会社で隣に座っていた仲良しの同僚に「夫のすごい痒がってたやつの理由がわかったんだよー」って何の気なしにその話をしたら、ある日こんなことを言われました。

「ねぇひかり。この机、もう少し距離離してもいい?ごめんね。ひかりの事は大好きなんだけど、皮膚にダニが住み着く病気にかかってる旦那さんがいるんでしょ?ひかりが移ってるとは思わないけど、やっぱり怖くて。

ひかりも気を付けた方がいいよ?」

 

それを言われて私は衝撃を受けました。

そんなこと、微塵も考えたことが無かったからです。

私も知識がなく、夫からも移る病気だとは聞いてなくて。

そうか、普通は嫌なのか!それ思いつかなかった!人に言わない方がいいな・・・って(笑)

もちろん一緒に住んでいて、当時は一緒に寝ていたし、移る可能性も十分にあったのに。

でもそれを知ってからも、私の考えは全く動じることはありませんでした。

 

後日、実は「疥癬」ではなく「乾癬」だったと言われ、人に移る病気ではないと知ったのですが。

 

とにかく、夫の病気そのものに対して私は差別的な目を向けたり、嫌な気持ちというのが本当に無いのです。

・・・前置き長ッ!!!(笑)

 

夫に訴えたい内容~共同生活をするという事と、私のハウスダスト

これはもう、何百回・下手したら千回超えてるかもしれないw 数年ずっと言い続けてきた内容なのですが・・・

 

・夫はどこででも皮膚をかきむしり、大量にフケの様に出てくる皮膚のカスをパッパッパッとその辺に捨てます。

 

・爪を切るときも同様。

まだ娘が赤ちゃんだったりハイハイしていた頃でも、リビングで立ったまま爪を切り、固く大きな爪が飛び散ってもそのままにして部屋に帰っていくのです。

 

・洗面台もしかり。

朝、夫が洗面台を使った後は髪の毛やヒゲが散乱してそのまま去ってしまいます。

離婚を切り出した後、かなり頑張って改善し、ちょっと洗面台を掃除するようになりましたがそれも今や段々薄れてきました(笑)

 

皮膚は掻いてもいい。それを言ってるんじゃないよ。痒いのは仕方ないと思うから。でも、これだけ大量に皮膚が落ちちゃうのわかってるんだから、何かの上に落として後で捨てるとか、ゴミ箱持ってくるとか、それが間に合わなかったら後で落ちた皮膚をコロコロかけて掃除するとかしてもらえない?

私、ずっと言ってるけどハウスダストで具合悪くなるんだよ。

ハウスダストじゃなかったとしても、私たちは家族で共同生活をしてるんだからさ、みんなが気持ちよく過ごせるように一人一人が少しずつ努力しないといけないとは思わない?

ほんっとこれ、もうあり得ないくらいいつも言ってるのに、夫は平然と繰り返すのです><

 

私にとって、皮膚も髪の毛もヒゲも爪も全部同じレベルの話です。

皮膚も洗面台も爪もどれだけ言っても改善されないのです。

 

普通に言っても全く聞かないのでちょっと強い口調で言ってみた

自分でもなんかまた悟り系になってきちゃってるなーと思うんだけど(笑)、とにかく家が皮膚だらけになってまた私のハウスダストが悪化しちゃうからやめて欲しくて、本当は怒ってないんだけどちょっと強めに言ってみました。

「ねぇ!!!何回言ったらわかるの?

本当にやめてくれない?お願いだからせめてコロコロしてよ!!!

私高熱出てヤバくなっちゃうんだよ!!こないだも検査して病院の先生に言われたって言ったでしょ?

一緒に住んでる人の事もう少し考えて欲しいんだけど?」

 

・・・この訴えに対する夫の回答

「病気なんだから仕方ないだろ!!

分かったよ。俺はこの病気と自分の体を一生恨んで生きていくよ。

俺なんて〇ねばいいのにね。

 

!!!!!

いやいやいや。

でたでた、被害妄想(笑)

そういうんじゃない。

あのさ・・・何回も言ってるでしょ?掻いてもいいんだよって。

私が嫌なのは、皮膚を掻くことじゃない。それを片付けようとしてくれない気持ちが嫌なの。

こないだあなたさ、電車で隣に座ったお兄ちゃんがずっと頭掻きむしってフケ落としまくってたの見て、本気で気持ち悪くなって、ものすごいイライラして吐き気してヤバかったじゃない。

その気持ちを経験したなら、共同生活してる家で「病気だから」と言って皮膚をまき散らしてもいいという考えはおかしいとは思わない?

 

ごめんねこんな体で。

病気を恨んで体を恨んで、苦しみながら死ぬよ。

俺だってこんな体に生まれたくなかったよ!!!

 

・・・ダメだ、言いたい事が全然伝わってないし、なんだかおかしい事になってる;

 

比喩で説明しても理解できない

じゃあさ、例えば私がどうしても鼻くそが出続けちゃう病気だとするよ?(←これ、ガチで比喩として用いたアホらしい例w)

自分ではコントロール不能なくらいの鼻くそ。

私が「病気だから仕方ないでしょ!」と言ってそこら中の床に鼻くそ落として歩いてたらどう思う?

止めて欲しいなって思うでしょ?

 

う~ん・・・まあそれは嫌だけど。

???・・・でも鼻くそ出る病気じゃないじゃん。

 

いやいや、例だから!!

例えばの話をしてるの。

 

???

まー、仕方ないんじゃね?

 

いやいや、リアルに想像してみてよ!

だって、歩くたびに足の裏やお洋服に私の鼻くそがつくんだよ?

 

?????

何が言いたいのかわからない。

何でそんなありもしない話してんの?

まーつまり俺は俺の病気を恨んで生きていけばいいってことでしょ!!!!!

俺の存在が嫌なんでしょ!!!

 

 

ちが~~~~う!!!

ああぁ。。そういえば、比喩が通じない特性だったんだったーーー;;

 

夫は自分の存在をけなされたと思い、いじけてバタン!と部屋に入って行ってしまいました。

 

 

同じ日本語で日本の教育受けてきたはずなのに、ほんっと言いたいことが伝わらない(笑)

何年経っても悲しくなりますw

「あ、そうなんだ。へーい。今度からそうするわ。」

で済む話じゃないんですか???;;

 

比喩が通じないって、悲しい。

特性について知識を入れて随分慣れたつもりでも、改めて「私の真意」を説明しようとするとやっぱり心が折れます。

 

相手の気持ちを理解するのが難しい

言葉にするとたった16文字のこの特性が、色んな所に枝葉となって広がり、パートナーや周りにいる人を困らせるし苦しめちゃうんですよね。

 

相手の気持ちがなかなかわからないから

気持ちに寄り添うって事ができないし

その人の立場を想像できなくて

自分が言われた事だけを受け取って怒っちゃうし

人の心が自分の中に入ってこないから

言葉も自分の解釈でねじ曲がっちゃうし

例え話も何言ってんのかわからなくなっちゃう。

 

  • 「自分がされて嫌だったから」→「人に同じことをするのはやめよう」
  • 「家族が嫌がってるから」→「やめよう」

・・・このシンプルな図式でよくないですか?

 

アスペルガーの夫へ

あなたがこの記事を見つけることがあるのかないのかわからないけど、もし見つけたら、これだけは言わせてください。

どんなに頑張って伝えようとしても、どうしても曲がって伝わっちゃうので、ここに書き残しておきます(遺書みたい 笑)

 

夫へ

 

私は、あなたの病気を嫌だなんて思ってないよ。

むしろ、見ていてとても可哀想だなと思うし、半分こしてあげたいと何度も思ったよ。

あなたを否定して、掻いて皮膚が落ちて気持ち悪いから言ってるんじゃない。

あなたの体や病気を恨んで欲しいとも思ってないし。

あなたの体は十分苦しんでるから、これ以上恨まれたら可哀想だわ。

 

私が言いたいのは、一緒に過ごしてる人が気持ちよく過ごせるようにちょっとの工夫をしてもらえないかな?ということ。

大げさかもしれないけど、「相手の事を考える」ってこういう事だよ。

一人暮らしをしてるなら、どんなに散らかそうが汚くしていようが全然かまわない。

でも、家族と暮らしてるんだったら、自分の行動が誰かのストレスになってるっていうのは一大事だよ。

 

「固くて鋭い自分の爪を散らばしたら、転がったりハイハイしてる赤ちゃんの目に入っちゃうかもしれない」

「奥さんがハウスダスト持ちだから皮膚をまき散らさないで、掻いたら片付けてあげよう」

「洗面台はみんなが使う場所だから、自分で汚した分は流したりティッシュで取ったりしよう」

こういう風に自分で未来予測ができないんだとしたら、素直に奥さんのお願いを聞くべきじゃないかな?と思うんだ。

 

嫌いだから、消えて欲しいから、怒ってケチつけてるんじゃないよ。

共同生活で困ってるからお願いしてるんだよ。

 

あなたの心に、そのままの意味で届くことを切に願っています。

 

 

おわりに

家族の困りごとを全然聞いてくれない、聞く耳を持ってくれない人に、うちの夫へのメッセージを通じて届くといいなと思う気持ち半分、

でもきっと、人んちの例を自分の事に当てはめて考えられるのかは疑問だな・・・という気持ち半分。

 

何度言っても直してもらえないっていうのは、カサンドラ達の困りごとあるあるだと思うんですけど、これがまた案の定全然友達に伝わらない!!(笑)

実は昨日も仲良しの友達とランチしてこの話をしたんだけど、うそー!そんなことある?ってレベルで信じてもらえませんでした。

そうだよね・・・

「ひかりの説明が恐ろしく下手なんだ」と捉えられるだけだろうな(笑)

まさか、本当に何百回も同じことを夫に訴えてるだなんて思わないだろうし、冗談というか話盛ってる位に思われてるんだろうなwww

鼻くその病気とかいう意味不明な例を持ち出すなんてはぁ?って感じだろうし、それでもわからない人がいるなんてこれまたはぁ???って思うだろうね。

 

じゃ、ルンバ買えばいいじゃん!

そしたら解決だよ!!!

って言われたけど(笑)

 

私が言いたいのは「気持ちの話」なんじゃー!!!

この枝葉の一例の話ではなく、全てに通じるやつなのよ。

こういうわけわからん話を、全てにおいてしているし、夫には頑張っても通じないんだって話をしてるんだけど・・・

 

帰ってきて、やっぱりこの話は友達にしても無駄だったと、すっかり疲弊し家でのびてましたw

よし、ルンバでも買うか><

ルンバも進化してるんですね!ちゃんと見たこと無かったけど、たった3万円強?で「皮膚を片付けてくれない」ストレスから解放されるならこういう譲歩もありか・・・;

 

・・・しかし夫って、うちの猫と一緒だな(笑)

言っても言っても無理だから、こっちが対策するしかないんだろーね。

猫にやめて欲しい事があった時、「猫自身がもうしたくないと自分で思ってもらえるように」工夫しました。

対策できる問題はいいけど、そういう問題ばかりじゃないからね・・・

 

アスペルガーのカテゴリーに、私の困りごとを書いてしまってよくわからない記事になってしまいました。。。

失礼致しました。

 

 

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました♪^^

全世界のアスペルガーさんが、妻や同僚の困りごとを勝手に捻じ曲げず、素直に受け止めてくれますように!!!

 

最新記事をお届けします(^_-)-☆