お久しぶりです^^
ようやく娘の学校が始まり、自分の時間を持てるようになりました。
コロナ自粛、長かった~~!!!
約半年の間、このブログはほとんど更新をせずに放置していたにもかかわらず、沢山の方から優しい温かいメールやコメントをいただき、本当に本当に嬉しかったです。
沢山のカサンドラの方と出会え、「私には仲間がいるし、みんな共に支え合いながら頑張ってる!」と思えたことはこのブログを立ち上げて一番良かった点だと思っています。
そして、私は文字通り皆さんと苦しみを半分こしてもらっていると思っています。
心の底から、感謝致します。
本気で離婚を切り出してから、夫が激変した
さて、今回の記事の本題に入る前に・・・
まずは、大前提としてこの事実は夫の名誉のためにもハッキリと言っておかねば!!と思っています。
夫は去年の12月の終わりに私からガチの離婚を切り出され、これがラストチャンスなんだ!!!とようやく本腰を上げて変わろうと努力してくれました。(その時の話はこちら)
これ、10年前の彼からしたら全く想像できなかったミラクル☆ですよ!!!
だって本気の別れ話・離婚話なんてこれまで300回はしてきたんですから・・・
喧嘩してない時に、普通のトーンで真剣に訴えたのが良かったのかな;;
- 怒鳴ることが無くなった ←これ、本当にすごい。今までは何だったの?と思うほど。
- ムカつく態度・言葉は50%減(笑) ←やっぱりあり得ない言動はちょいちょいあります…
- お皿洗いを文句を言わずにしてくれるようになった ←めちゃくちゃ下手くそで結局二度洗いしてるけどきっと世のお父さん達もこれはアルアルだと思う。何度言っても改善されなかったとしても、「夫がやってくれている」という事実がカサンドラには大事。
- 掃除機買ったけど… ←はい、結局例の「皮膚問題」でルンバ買っちゃったし、気になるところは私がササッと取ってしまうので夫は何もしなくなりました(笑)
- 娘と積極的に遊ぶようになった ←これは本当にすごい改善しました!!!はたから見たら普通に言いパパだと思う。最初はやらないと家族を失ってしまうかもしれないという恐怖がきっかけではあっただろうけど、今では楽しく遊んでいます。
まぁね、毎日毎日、信じられないくらい同じことを何度繰り返し注意しても、興味ない事は全くできませんけどね。
相変わらず気持ちは理解してもらえず心は独りぼっちだし、言いたいことは基本通じないし、ちょいちょい出てくるムカつく態度にイッラーーとしたりはしますけど、それでも攻撃性が減った事と家事をするようになってくれて私の心はだいぶ楽になりました。
俺は変わった!という夫の思いと私の葛藤
確かに夫は変わってくれました。
超テキトーだけど家事もするし、何度言っても直さないし毎日忘れてやらないけど、夫は怒らなくなりました。
でもそれは、あくまで全部表面的なもの。
「それで十分、いいじゃないか!!!」っていう意見もあると思う。
でも、心がズタボロになって限界まで追い詰められたカサンドラ達にとって、
家事をしてくれた → じゃあもう解決! → ラブラブ♪
とはならないわけですよ。。
心はどうやっても通じ合えないし、気持ちに寄り添えないのは「特性」だから仕方ないと諦めてるから、心に蓋をして見ないように過ごしてるけど、遠く離れてしまった心を目隠ししたまま戻すことはなかなか難しい。
夫から触れられると拒否反応で鳥肌が立つ現状(笑)
ソファで隣に座られても嫌だし
手を繋ごうとされると本気で拒絶してしまう
すれ違いざまにチョンってお尻触られるのも本当に無理でキレてしまうw
・・・ごめん、家事してくれても生理的なやつはどうにもならない><
私って酷い奴なのかな;;
俺、可哀想。ひかりちゃんは酷い女。
こんなに頑張ってやってやってるのに。
こんなにいい夫なのに。
俺、可哀想。ひかりちゃんは酷い女だね。
昔は喜んで手を繋いでくれたのに。
ひかりちゃんは変わってしまった><
本気で、被害者を前面に押し出されながら日々これ言われ責め立てられるんです。
どうして私の心が壊れてしまったのか、そもそもなぜ夫が変わらなければならなかったのかという根本的な原因をすっかり忘れていて、毎日過去の説明するのももう疲れて黙ってしまう。
普通の人からしたら、え?!そんなことある?って感じでしょうけども、都合の悪いところはバッサリ記憶から切り捨てるなんてアスペルガー夫アルアルですよ・・・ね、皆さん。。(笑)
最初はえ?何?冗談のつもりで言ってるの?って思ってたんだけど。
そのうちは???なんで?元々離婚してくださいって本気で訴える程追い込まれて辛かったって言ってるのに全部忘れてんの?って怒りが湧いてきて
そしてそれでも更に言われ続けると、私って酷い人間なのかな・・・って落ち込んでしまうようになって。
せっかく楽になってきたのにまた自分を責め始めるという悪循環。
義母の事件についても、「根に持つ性格だねぇ。」
ウキーーーー!!!(言葉にならない 笑)
あのあり得ない義母の事件、夫は私に「もう二度と俺の実家に関わらないでくれ!」と言い放ったくせに私は義理の実家へは行かない!と言うと「もう許してあげたら?根に持つ性格だねぇ。」と言われるんです。
根に持つとかじゃねーんだよ!!
自分が何をしたかわかってるのか?って話よ。
「ありがとう、ごめんね」と言うべき所を、「もう関わるな!」と攻撃してきたの誰でしたっけ?
とにかくね、喉元過ぎれば熱さを忘れすぎて、更に都合の悪い記憶は根こそぎ抹消して、今の「俺の被害」だけをコンコンと訴えてくるんですよ!!!
本末転倒しまくり夫、本当にいい加減にして欲しい。
危うく、あれ?私がおかしい?って思ってきてしまうんです。
毎日言われ過ぎて、マジで不思議の国のアリスにいるような、私がおかしいんじゃないか?って錯覚に陥ってしまう。
心から許せるまで、とことん苦しかった気持ちにしがみついてていい
ちょっと急に変な例出していいですか?(笑)
例えば、ここにガラスの花瓶と鉄の花瓶があったとしますよね?
仲良くここに並んでお花を飾ろうって約束したのに、鉄の花瓶がちょっとお前邪魔だとか俺に明かりが当たらねーとか言ってゴンゴンぶつかってくる。俺鉄だし痛くないもん!って。
当然ガラスの花瓶は割れるわけですよ。
いやいや、弱い素材のお前が悪いんでしょ。お前の位置が悪いんでしょって鉄の花瓶に散々責め立てられて、割れたガラスの花瓶の花は完全にしおれてしまって。
遂に怒ったガラスの花瓶が、「もうあなたの隣にいるのは嫌!私はあなたから離れるから!」って宣言するわけですよ(笑)
すると焦った鉄の花瓶が、「分かった。もうゴンゴンやらないから!」って心を改めるわけです。
・・・
確かに鉄の花瓶はもうゴンゴンやらなくなった。
でも、これ以上割られることは無かったにしても、割れてしまったガラスの花瓶は元には戻れないし、花を生けることもできない。
そこでね、鉄の花瓶が言ってくるわけですよ!!!
「ねぇ、俺はもう変わっていい奴になったのに君は花を飾ってくれないんだね。一緒にここに並ぼうって約束したのに君は変わってしまったよね。」
って責め立ててくる。
ガラスの花瓶が壊れてしまった理由なんてもう忘れてるんです。
あなたがゴンゴンやって私を壊したのにって、いくら説明してもよくわかってない。
こんな事ってあります?(笑)
ガラスの花瓶は視覚的に目に見えるからまだいいなって思ってしまう。
私の心は取り出してあなたに見せてあげられないから。
あなたにゴンゴンやられて傷ついて壊れてしまった心なんて鉄の花瓶には見えないだろうね。
そしてそれが鉄の花瓶の特性だからって、諦めてるガラスの花瓶。
自分の心に蓋をして、苦しみを抑え込んで、無かったことにしようとして、行き場をなくす。
ああ、しんどい。
自分の心の苦しみにも優しく
ここで、優しいカサンドラ達は思うわけですよ。
ハッ!!!ようやくあの夫が変わってくれた!
私も言いたい事は通じなくとも、心が寄り添えなくとも、何度嫌な事をされても直してもらえなくても、昔よりは楽じゃないか!!!
だから私もいつまでも苦しみにしがみついてないで忘れよう。
もう、いいじゃないか。
ってね。
でも、私はここが落とし穴だと思っていて。
そこで何事もなかったかのように心の苦しみに蓋をしてラブラブ♪に過ごそうとするでしょう?
仮に。(想像するだけで嫌だけど 笑)
するとね、またやってくるんです。
あの苦しみが。
だって、夫の特性が無くなったわけじゃないんだから。
また忘れた頃にゴーンと奈落の底に突き落とされる日が来るという、悲しいけど確信がある。
これ、もう何度も繰り返してきたから。
あれ?最近平和だぞって思うと突然ドカーンとやってくる意味不明のアレ。
約10年、夫と過ごしてきて学んだ護身術なんだよな。
心を無にして苦しみを感じないようにしていたあの頃よりはバリアは薄くなったと思う。
でも、やっぱり無防備にはなれない。
そして、それでいいと思っている私。
夫の「可哀想な俺」攻撃に惑わされず(笑)、私の傷ついた心を労わってやろうと思っています。
その形が、「薄くても張ってるバリア」であり、いつまでも壊れた心を大事にしてあげるネチっこい私であります(笑)
どんな心理学者や専門家に何言われようと譲れない。
手放せとか解放しろとか許せとか言われても絶対やってやんない!!頑固な気持ちですw
だって、あの頃の壊れた心を守れるのはもう一つ成長して大きくなった今の私だから。
きっとそのうちまた考えが変わるのかもしれないけど。
今はこれでいい。
うん。
ゆっくり、ゆっくりでいこ。
おわりに
今回はちょっとコア&ニッチな内容だったかな?と思います。
でも、アスペルガーとは一緒に居ても共に歩いてきた積み上げるものが無いと言われる理由がここにあるんじゃないかな?と思います。
原因を取り除こうとして頑張ってるうちに、その原因を忘れてまた相手を責め立ててるんだから、もう手に負えないですよねw
痴呆なのぉ~~?!?!ってガチで思ってしまうやつ。
最近「俺、可哀想」攻撃が凄すぎて、めげそうになっていたのでその気持ちに打ち勝つためにも、私に向けての応援記事になりました。
きっとここで折れたら私はまたカサンドラに逆戻りする気がしてしまうから。
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
同じように「今現在の俺の被害」だけを責め立てられて苦しんでいるカサンドラ仲間達へ、ガラスの花瓶を守る手になれますように。
※ 絵心なさすぎでごめんなさい(笑)
突っ込みどころ満載の絵ですが、気持ちはこんもりこもっていますwww
ひかり