妊娠中に夫のアスペルガーが発覚?し、生まれてくる子にもある程度影響があるかもしれないということは理解していました。
人の気持ちがわからない、空気が読めない等、アスペルガーの主な特徴を観察して4歳(もうすぐ5歳ですけど)まで育ててきましたが、この子はアスペルガーの要素よりも、ADHDの特徴の方が強い気がするなーと思うようになりました。
当時、アスペルガーの事ばかり調べたり本を読んだりしていて、ADHDについてはほとんど知識が無く、
「ADHD=多動」だと思い込んでいて、走り回ってばかりいる子みたいなイメージでした。
でも、娘が大きくなって会話が上手にできるようになり、あれ?あれ?と思うことが増え、調べてみたら結果的にそれってADHDの要素かも?という感じで私の中でADHDのグレーゾーンが濃厚になっています;
発達障害が、よっぽど濃く出ている場合以外には3歳にならないと診断できない・よくわからないと言われている理由が、よくわかります。
その理由と具体的な例をご紹介しますね。
ADHDってなに?
ADHDは、注意欠陥多動性障害という脳の機能障害です。
ほとんど詳細は聞いた事なくて、私のように多動という言葉だけ知っている人も多いのではないでしょうか?
でも、このADHDって実は3つのタイプ(不注意・多動性と衝動性・混合)に分類されていて、その現れ方も人それぞれだそうです。
ADHDについてわかりやすく説明してくれているサイト(親と子のためのADHD.co.jpさん)を見つけたので、こちらを参照しながら娘がいつ頃からどんな形で表れていると思うかをまとめてみます。
不注意が優勢な子の特徴に娘があてはまる事
引用1.忘れ物が多く、物をなくしやすい
そもそも何を持っていかなければならないかという考え自体がないし、今さっきまで持っていたものさえ無くしてしまう。どこに置いたのか覚えられないし、注意力が散漫でいつの間にかどこかに行ってしまうことがしょっちゅう。これは幼稚園に入ってしばらく経った4歳になった頃から現れていました。
引用2.興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
これに関しては子供はみんなそうかな?とも思うんだけど…(笑)。でも大好きなテレビは何時間でも永遠と見続けれるし、さっと切り替えることが難しいです。
引用3.ボーっとしていて、話を聞いていないように見える
見えるというか、実際聞いていません; 何度も会話を交わして確認したのにそんなこと言ってない!と大泣きしたり。人の話を全然聞いていなくて適当に会話しているので、その会話自体覚えていないこともしょっちゅうです。これは3歳頃からでしょうかね?やっぱり、しっかりとコミュニケーションが取れるようになってから色々わかってきますね。
引用4.字が乱れる
おお!これもADHDの要素だったんだ!(笑)これを書いてて知りました。夫もものすごく変な読みにくい字を書くんですけど、娘も何度言ってもマスにしっかりきれいに書いたりすることができません。不思議で仕方ない要素です。
字を書き始めたのが3歳の後半からなので、こちらもそれまでは全くわかりませんでした。
アスペルガー・ADHD併発の夫(診断済み)の面白い特徴についてはこちらにまとめましたのでよかったら読んでみてください。
引用5.片付けられない
これ!!!まさに!!!雪崩が起きてもおもちゃや物をどんどん上に積み上げようとするので、私がいなかったらこの家はゴミ屋敷になっているでしょう。(そもそも家が狭すぎるからかもしれませんが;)片付けられないから、しょっちゅう物がなくなるんですよね。しかしどうして物が片付けられないんだろう?これまた不思議で仕方ありません。脳の中も整理できなくて、ぐちゃぐちゃになってるのかもなー?と最近思います。
不注意で当てはまらない点
「行動が他の子よりワンテンポ遅れる」とか、「あまり目立たない」という点、「気が散りやすく、集中力が続かない」という3点は当てはまらないな~と感じました。
多動性・衝動性が優勢な子の特徴に娘が当てはまること
引用6.落ち着きがなく、授業中立ち歩く
この要素は弱い気がします。ただ、外食をしているとき、レストラン内のソファーでジーっと座っている事が出来ず、いつもぐにゃぐにゃしています。
「もうすぐ5歳のお姉さんになるんだから、シャキーンと座って食べれるようになろうね」といつも言っています; 動き回ったりはしないですけど。
こちらは、幼稚園に入ってみんながある程度椅子に座って食べれるようになってから、あれ?と思うようになりました。
でも多動・衝動はほとんど当てはまらない
この他にも、些細なことで手を出してしまったり、大声を出したりするとか、乱暴な子・反抗的という目で見られやすいと書いてありましたがどれも当てはまりません。
ADHDは女の子は気付かれにくい
うちの娘は、ADHDのタイプの中で言えば不注意型かな?と思います。
多動の要素は娘に関してはほぼないですね。(でも、ADHDの女性の友達は、行動には表れないけど、頭の中が多動なんだよ~!と言っていました。うちの夫も、いつもものすごい勢いで頭の中が動いているんだと表現していますが、私の考えられる範疇では理解できなくて残念です。)
多動の要素は、女の子には表れにくいそうです。これらの基準が、実は男の子を基準に設けられているそうで、女の子がADHDと気付かれにくいのはこういうことも原因にあるようです。
でも、親だけはわかってたりするかもしれないですね。
なぜ、アスペルガーじゃないか
いや、アスペルガーの要素も多少はあるとは思います。(笑)
でも、人の気持ちがわからない・人の立場に立てないという要素は今の所見受けられないですし、いつも心配してくれたり人の嫌がることはしないようにするという意味もよく理解しています。
気になるところは、
・ボーっとしていて人の話を聞いていなくて女子トークに入れないと可哀想だなーと思うところ。
・名前を呼ばないと自分に話されている事がわからないように感じるところ。
アスペルガーとか診断するかどうかはさほど問題ではなくて、不得意な要素をいかに補って、人とうまくやっていけるように親として色々教えていってあげなきゃいけないなーと思っています。
でも、みんな何かには当てはまる
これ、一番言いたいことですけど。
どんなに普通(定型発達)っぽい子でも、発達障害の特徴として挙げられているどれかには当てはまりますよね。
例えば0歳からずっとお友達のAちゃんは、どっからどう見ても定型発達のかわいい子です。でも、最近とにかく人の誕生日に異様なほど興味があって(笑)、数字に対する愛が半端ないです。それから、入眠がスムーズにできないことが多く、昔から入眠時には超イライラして気が狂った?と思うほど泣きまくります。
でも、空気も読めるし会話がしっかり成り立つし、女子会みたいなグループの話にもちゃんと参加できるし、レストランでもジーっとできるし(笑)しっかり者だし、至って普通の女の子です。
だから特徴が弱ければ、個性でいいんですよね。
その子が生きやすければそれでよし。
発達障害は3歳以上じゃないとわからない
この意味が、ようやく分かってきました。
・言葉の語彙が増え、しっかり話ができるようになって初めてわかること。
・保育園や幼稚園に入って集団行動をとるようになり、周りとの関係や空気を読まなきゃいけない環境が増えていくことであれ?という点が出てきたり。
幼いころからあまりにも普通と違う行動をとっていて目立った特徴がない限り、誰でも何かしらに当てはまる発達障害の特性1・2個を理由に「この子は発達障害です」なんて軽々しく診断が下りないのもよくわかります。
私的には3歳もまだわからないかも?と思ってしまいます。
薬の危険性と、天然成分だけを使った自然な緩和方法
うちの夫も、病院でアスペルガーとADHDを併発していると診断され、薬の服用も勧められました。
でも、私は元々薬が大嫌い、自然治癒派、むしろ予防接種だってめっちゃ調べて「打ちたくない!!!」と思った人間なので、夫の薬の服用は反対しました。
最近では長期的に薬を使い続けることで、強い副作用に悩まされている人の記事もたくさん目にします。
大人でも薬を使い続けることで気力をなくしたり、動けなくなったりと問題が出てきているのに、子供が薬漬けになるメリットなんてありますか?もし、環境が受け入れてくれないなら、場所を変えればいい。絶対に方法が何かある!と思っていました。
「何か薬に変わる、副作用のない、体に優しいものはないか?」と思っていた矢先、こんなものを教えてもらいました。
COGNITUNEさん こちらのHPは、英語の表記になるので、Chromeで開いて日本語翻訳すればどんな天然成分を使っていて、どんな効果があって…というのを知ることができます。しかも安価ですのでチェックしてみてください!
化学の薬を使ってADHDの症状を緩和しようと思っている方、薬漬けになって抜けられなくなる前に、一度覗いてみてもらいたいです。
天然のナチュラル成分のやつで試してみて、ダメだったらまた考えるのもありだと思います。
0歳の頃あった発達障害の特徴が改善したと思われる点
0歳から娘を「もしかしたら夫の発達障害の遺伝子をついでいるかも?」という気持ちで見ていましたが、その特徴は小さいころ特有のものでした。
グレーゾーンだなと思っていた娘、0歳からの様子はこちらにまとめてあります。
でも、娘が4歳になり、もうすぐ5歳になろうとしている今、その特徴も変わってきた感じがします。
新生児~1歳頃めっちゃ悩んでいた「笑わない」という特徴は完全に解消
今はよく笑います。
それも、コミュニケーションの中で楽しい事や、面白い事、変顔、なんでもよく笑います。
あんなに悩んで泣いていた時間はなんだったんだ?と思うほどです。
寝ないという点
これは時間かかりましたけどね。
3歳を超したあたりから続けてよく寝るようになりました。
4歳になって、夢見でうなされたり泣いたり、ママが近くにいることを確かめたくて一晩に3回位起きていて、「この子は本当に眠りが浅いな~」と思っていましたが、もうすぐ5歳の今では朝までぐっすり寝ます。
私もようやくしっかり睡眠がとれるようになりました。(長かった~!)
目を見ないという点
今でもほかの子よりは目を見ないと思います。
でも、目を見て話すことができるようになりましたし、しっかりみて!といえばちゃんとジーっと合わせられるようになりました。目から人の気持ちを読み解いているか?というと今の時点ではそれはまだ疑問があります。
どんなに目を合わせようと思っても絶対に合わなかったあの頃の私に、「大丈夫だよ、ちゃんとママの目を見て笑ってくれる日が来るよ」と言ってあげたいです。
市販の離乳食・外食は絶対に食べないという点
こちらもよくなりましたね。
今では外食も大好きです。
もう少し、色々なものを食べてくれると親としてはうれしいですけど。
お野菜もフルーツもハンバーグも味噌汁も大好きだし、あの頃に比べたら全然いいです。
周りの酷い偏食の子たちも、4歳になってだいぶ色々なものが食べれてきています。だんだん変わってきますね。
対ヒトでのやり取りが少ないという点
これは完全に解消してますね。
むしろおしゃべり大好きでおままごと大好きです。
あんなに寂しい思いをした時間を返してくれと思うほどです。
まとめと、今後の最大課題
4歳になって、ADHDの中でも不注意の要素が強いかな?と思ってきた娘ですが、とりあえず人に危害を加えたりするわけではないのでグレーゾーンでよしとしています。
・どうしたら片付けられるようになるか
・忘れ物や失くし物をどうしたら減らせるか
・ボーっとしていないでみんなとの楽しい会話(女子トークなど)に参加できるようにすること
・顔や名前を覚えられるように手助けできたらいいな
という課題を母として掲げ、娘がより生きやすくなるように頑張りたいと思います。
今回も、最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました♪